Canvaマジックレイヤーの代わりにPSDで書き出す
マジックレイヤーは、1枚の画像をCanvaの中で編集できるレイヤーに分けます。Photoshop・Photopea・Affinityで続きを作業するなら、レイヤーをファイルとして持ち出す必要があります。
要点
Canvaのマジックレイヤー(ベータ)は、PNGやJPGのフラットな画像を、文字も含めてCanvaのデザイン内で編集できるレイヤーに分ける機能です。プレミアムAI機能のため毎月のAI利用枠を使い、Canvaの公式ヘルプによると無料版とCanvaプロ Liteでは最大20回、Canvaプロでは最大200回まで使えます(複雑な処理ではもっと少なくなります)。Canvaのダウンロード形式(JPG・PNG・SVG・PDFなど)にPSDはないため、レイヤーはCanvaの中に残ります。LayerPSDはCanvaの外で画像を分け、ファイルとして渡します。要素ごとに透明レイヤーへ分け、背後の背景を描き直し、レイヤー付きPSD・PNGのZIP・単体のPNGで書き出せます。文字はPhotoshopのテキストレイヤーとして書き出せます(ベータ)。料金は出力画像1枚あたり$0.018で、月額プランはありません。Canvaで仕上げるならマジックレイヤー、レイヤーをCanvaの外に持ち出すならLayerPSD、という使い分けです。
CanvaマジックレイヤーとLayerPSDの比較
2026-10-05時点で各社の公式サイトに書かれている内容です。「記載なし」はサイトに書かれていないという意味で、その機能がないという意味ではありません。
- レイヤー付きPSD
- なし
レイヤーはCanvaのデザイン内に残ります。Canvaのダウンロード形式(JPG・PNG・SVG・PDF・PPTX・DOCX・GIF・MP4)にPSDはありません
- 編集できる文字
- あり
「テキストを編集したり、オブジェクトを移動したり」できる(Canvaの中で)
- 背景の補完
- 記載なし
公式ページに記載がありません
- 料金(公式サイトの表記)
プレミアムAI機能。毎月のAI利用枠を共有:無料版とCanvaプロ Liteは最大20回、Canvaプロは最大200回(Canvaによる目安。複雑な処理ほど少なくなります)
- 備考
ベータ。PNGまたはJPG、1ページのみ、長辺5,000pxまで。グラフィックやイラスト向けで、写真のようにリアルな画像はきれいに分かれない場合があります
- レイヤー付きPSD
- あり
レイヤー付きPSD・PNGのZIP・単体のPNG。ブラウザの中で作成
- 編集できる文字
- 一部
PhotoshopのテキストレイヤーとしてPSDに書き出せます(ベータ)。境界線・光彩・影・グラデーションはレイヤースタイルに。読み取れない文字は画像のまま残ります
- 背景の補完
- あり
すべての要素の背後の背景を描き直します(アモーダル補完)
- 料金(公式サイトの表記)
Seedream 5.0 Flashで出力画像1枚$0.018、Proで$0.12。背景+4レイヤー=$0.09。Googleログインで1回無料。月額プランなし(LaoZhang APIキーで支払い)
- 備考
入力は50MBまで、出力は1K〜2K。実際の処理時間と費用はサンプルページに掲載
どちらを選ぶか
どこでデザインを仕上げるか、どのファイル形式が必要かで決まります。
Canvaマジックレイヤーが向いている場合
- Canvaでデザインを仕上げて公開する:分けたレイヤーが、そのままいつものエディターに入ります。
- すでにCanvaプロを使っている:手持ちのAI利用枠(Canvaの目安で月最大200回)で使えます。
- 文字の打ち替えやフォントの変更を、ほかの編集と同じ画面で済ませたい。
LayerPSDが向いている場合
- PSDが必要:Photoshop・Photopea・Affinity・GIMPで作業する、またはPhotoshopを使うデザイナーに渡す。
- 無料版の月20回では足りない:使った分だけ、出力画像1枚$0.018で払えます(要素の多いポスターで約$0.20)。月額プランはありません。
- 大きい画像や写真を分けたい:LayerPSDは50MBまで受け付け、サンプルページのスニーカー写真は79秒で背景と6レイヤーに分かれました。マジックレイヤーは長辺5,000pxまでで、写真のようにリアルな画像はきれいに分かれない場合があるとしています。
- 背景を毎回補完してほしい:LayerPSDは毎回、要素の背後の背景を描き直します。Canvaの公式ページには、マジックレイヤーで背景が補完されるかの記載がありません。
- 書体を変えずに文言だけ変えたい:打ち替えツールが、同じ書体・色・効果で新しい文字を描き直します。手書き風やオリジナルの文字にも対応します。
全ツールの比較(英語)や、LayerPSDの実際の処理時間と費用を載せたサンプルページもご覧ください。
2026-10-05に確認した出典:Canva マジックレイヤー(製品ページ)Canva ヘルプ:AIの利用状況を把握するCanva Help: Magic Layers file types and limits(英語)Canva Help: download file types(英語)誤りを見つけたら hi@layerpsd.com
よくある質問
Canvaのマジックレイヤーは無料で何回使えますか?
Canvaのヘルプ「AIの利用状況を把握する」によると、マジックレイヤーはプレミアムAI機能で、毎月のAI利用枠をほかのAI機能と共有します。Canva(無料版)とCanvaプロ Liteは標準またはプレミアムAI機能を最大20回、Canvaプロはプレミアム AI機能を最大200回です(2026-10-05確認)。複雑な処理ほど回数は少なくなります。LayerPSDはGoogleログインで1回無料、その後は出力画像1枚$0.018です。
マジックレイヤーの結果をPSDで書き出せますか?
Canvaのダウンロード形式はJPG・PNG・SVG・PDF・PPTX・DOCX・GIF・MP4で、PSDはありません(2026-10-05確認)。レイヤーはCanvaの中では編集できますが、Photoshopに持っていくには、レイヤー付きPSDを書き出せるツール(LayerPSDなど)で画像を分ける必要があります。
LayerPSDで分けたレイヤーをCanvaで使えますか?
はい。結果を透明PNGのZIP(要素ごとに1枚)でダウンロードすれば、Canvaを含め、PNGを配置できる編集ツールで使えます。Photoshopで続ける場合はPSDを使ってください。